冬にメインPCのケースをキューブ型に変えましたが、暖かくなってくるに従ってGPU温度の高さが気になってきました。ケースの都合上ファンの追加は容易ではないので、側面からグラボにエアーを吹き付けるファンをPCIに設置するアダプタを自作したいと思います。
先ずは設計
ケースサイド部分はメッシュ状に開放されているんでここからファンでエアーを取り込みます。
こんなかんじで9cmファンでグラボにエアーを吹き付けるようにします。
使わなくなったサウンドカードのPCIブラケットを使います。穴が開いていますがホコリが入るのがイヤなんであとで塞ぎます。
製作開始
まずはプラバンを切り出し、整形。今回はPCIコネクタに刺した時の保持力を考慮して1.5mm厚のプラ版にしました。この厚さがPCIコネクタに挿せるギリギリのサイズでしょう。
プラ版の切り出しには、プラスチックカッターを使用しました。加工面はサンドペーパー等でキレイに処理してもいいですが、どうせ見えなくなるのでデザインナイフでカンナがけのみです。
PCIブラケットにネジで止めるための穴を開けます。定規で印をつけピンバイスで穴を大きくしていきます。
ファンの穴部分を整形します。大雑把に印をつけて切り抜きます。簡単。
我ながらいい感じに仕上がった。
慎重な計測のお陰で干渉もなくスッキリ。グラボにファンで風をガンガン当てて冷却!実際このファンを導入後、室温25℃、アイドル時60℃前後高負荷時70~80℃だったのが、アイドル時45℃高負荷時60℃前後とかなりの効果を得ることが出来ました。満足。
道具を持ってて慣れている人なら30分くらいで作れます。筆者は「モヤさま」みながら作りました。最後に今回作成したアダプタの設計図を貼っておきます。