マンガをこよなく愛する マンガをこよなく愛する

マンガをこよなく愛する

筆者はマンガが大好きである。このブログにも漫画に関する記事が複数あり、年間購読数もかなりの数に登る。最近は電子書籍等の定額読み放題サービスや宅配レンタル等、安価にマンガを楽しめる環境がたくさんある。手軽でバリエーション豊富な娯楽として、筆者の人生に欠かせない存在である。

筆者は「面白いマンガ」をいつも探している。ネットが一般化して、書籍販売売上高は右肩下がりに減少。もはやマンガは「暇つぶし」にはならず、「面白いものだけが残る洗練された娯楽」なのである。

筆者が読まないマンガの特徴

まずはパラっと見て筆者がすぐ切るタイプのマンガはいつも特徴がある。

飯を食うマンガ

まず見ない。昔から食い物に関するマンガは沢山あったがそれは「料理」をテーマにしていたものだ。最近の傾向か、凡人が調理若しくは外食にて食事することを主題としたマンガが非常に多い。口に含んでうっとり幸せそうにする、B級グルメ・レシピを解説する、こういうマンガが非常に多い。問答無用でつまらないのでポイ。

少女漫画(特に恋愛)

筆者は男性なので女性受けのマンガはすこぶる命中率が悪い。絵も内容も似たようなのばっかりなので数ページで読む気をなくす。

少年ジャンプ系バトル漫画

どれも似たようなストーリー。どうせ主人公が勝つんだろう?と思いながら見ていると本当にその通りになる。一定期間後なにかのトーナメント戦に突入するのはテンプレなのだろうか。しかし一般大衆からの受けはいいので連発される。たまに本当に面白いなぁと思う例外もあるので目だけは通すようにしている。

スポーツマンガ

筆者はスポーツに興味が無いので当然と言える。まずルールをよく知らないのと、共感、感動するところが何処なのか、競技に触れていないのでさっぱりわからない。スポーツマンガも沢山作成されているので、筆者がもしこのジャンルがツボだったらどれだけの楽しい時間を過ごせるだろうと思うととても悔しい。

あくまで筆者の主観によるものなので好きな人は勝手に読めばいいと思うので気にしないで欲しい。発行部数が巨大で超人気マンガが面白いと感じればそれはとても幸せなことである。


最近の漫画の傾向で思うこと

昔に比べれば漫画家の画力は向上している、それに比べて写真トレースや資料の収集の容易さから、「過剰な描き込み」が多い気がする。

線が多いと脳が処理する情報量が多くなり作品に集中できなかったり、簡易な構図から「自分の好み、理想にて足りない部分を保管する」という機会が減少する、といったデメリットがある。

最近のフルHDの高画質無修正AVよりも昔の画質の悪い裏ビデオの方がエロく見えたり、画力は高いがちっとも抜けない成年コミックがあるのはこういう事だろう。

読み手が勝手に最高の作品に脳内保管する余地的なモノを残して欲しい、と筆者は思う。

昔はヒーローというのは正体がバレないように一般社会に溶け込み、こっそり善行を行うというのが暗黙のルールだったのに対し、最近は個性を全面にアピールし、自分からヒーローを名乗る作品ばっかり。むしろヒーローである状態のみパブリックにして、プライベートや本当の自分の姿を隠す傾向にさえある。スポンサーのロゴを掲げて活躍したり、ヒーロー自体が職業として認知されているのが最近のヒーロー物の傾向である。

これは最近の同性愛者や個人主義者が珍しい存在ではなく、インターネットやメディアで自分をアピールすることが珍しくなくなってきた社会構造の変化によるものだろう。ヒーローのように特殊能力を持つ非凡人は昔は社会では畏怖の対象であったが、近年では特殊な存在であることにより人々の賞賛の対象となっている。


マンガは奥が深い

自慢ではないが、相当数のマンガを購読していると自負しているにもかかわらず、まだ見たこともない、聞いたこともない作品がボロボロ出てきたりするのでマンガの世界は広大である。数十巻単行本が出ているにも関わらず、読んでみたらすごく面白かったという作品は今年だけでも沢山ある。

アニメ化や実写化、口コミや2chスレなんかで見つけては必ず読むようにしている。まだまだ筆者の読んだことのない名作が埋もれていると思うと早く見つけてあげなければと思ってしまう。

膨大な作品数を見て思うのは、人気トップに君臨するのはもちろんのこと、単行本10巻連載するのも大変な世界なんだなぁ、ということである。10週打ち切りでも雑誌に掲載されただけでも恵まれているというのに、その下には陽の目を見ることもなく消えていく作品がその何倍もあるのだ。

当たればでかいが努力が報われるかどうかは未知数なのはどのプロフェッショナルでも同じだが、面白い作品が大量に世に輩出される事を切に願う。


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