超高齢化が叫ばれてからというもの一向に少子化に歯止めがかかる気配がない日本。政治家が本気を出して対策すればスポンと解決しそうなものだが、我が国の政治家先生達はそんなに無能なのか。
そもそもハナっから解決する気は無い
政治家の本音はコレである。マスコミや国民が騒ごうが、どうでもいい問題だと思っているのだ。そんな事など気にならないくらいもっと重要な問題が日本には存在する。年金問題だ。
少子化対策しても今生まれた国民が年金の支払を始めるまでに18年~20年かかる。現在50代のバブル世代が年金受け取り開始するまでの時間は少ない。受給開始年齢の引き上げもひとつの方法だが、この世代のオッサン達が国の将来を考えてウンというハズがない。ではどうするか。
しっていますか、三号加入者
年金加入者に三号加入者と言われるポジションの人々がいる。そう、サラリーマンの夫の加入年金にぶら下がっている専業主婦である。
夫の年金支払いのみで基礎年金加入と同等扱いという、なんともチートなお方々である。本来就業に集中する夫を家で支える専業主婦のための制度だが、これが日本年金制度の足かせになっているのは明白である。
自営業やフリーランスの未納年金を徴収しろ!という声も聞こえるが、そんなもの三号加入者の無料制度に比べれば大したことはない。年金改革では決して目をそらせない部分ではあるが、いざ無くそうにもその恩恵を受ける人々からの猛反対を受けるのは必須である。
無くしたい三号加入その前に
国民の反対を極力無くしてこの三号加入者制度自体をなくすには、専業主婦をいなくしてしまえばいい。女も130万円以上の収入がある一般的な加入者にしてしまおう。三号加入者の絶対数を減らせば反対する国民もいなくなるぞ。よし、女性を社会進出させ、働かせよう。すんなり女性が社会進出しやすいようにイメージを植え付けよう。メディアを使って「女性はすごい」「これからは女の時代」「もう男に任せていては日本は駄目だ」と煽ればいい。ミーハーで流されやすい日本人女性はその気になってホイホイ社会進出。
言うは易し、社会に出れば男との性差摩擦が起きる。能力は低いが男と同じ報酬にしろ、電車内に女性専用車両を準備しろ、結婚、出産後も産休よこせ、同じポジションを保証しろ、でもキタナイキツイ力仕事はイヤ、あーじゃないこうじゃない。これが今の日本である。
めでたく専業主婦は絶滅
これにより日本の年金問題は最悪の状況を脱することができた。めでたしめでたし。いざ本当に少子化が日本経済の首を閉め始めた時は改めて少子化対策をすればいい。
女性から権利と自由を奪い取り、家に閉じ込め子供の世話に集中させる。メディアを使って結婚していない子供がいない女は無価値のような印象を植えつける。未婚子無し女は負け組!無能!結婚!幸せ!出産!育児!産めや育てろやの大騒ぎ。かくして戦後のベビーブームのように少子化問題は一気に解消。ちょろいもんである。
いいかげん庶民は政治家が国民のための政治を行っているという妄想を捨てるべきである。